Unreal Engine 5を試す
話題のUnreal Engine 5(Early Access版)を試してみました.個人的に気になるのは新しいGIエンジンであるLumenです.
Lumenとは?
リアルタイムグローバルイルミネーションとリフレクションを備えたレンダラーというところでしょうか.間接光と反射をよりリアルに早く描画することができるらしいです.
Unreal Engineにはリアルタイムのグローバルイルミネーションとしてレイトレーシングが実験的に搭載されていますが,パフォーマンスの面から実用性に向いてないというのが正直な感想でして,絵や影は綺麗だけど描画の遅さがネックでした.
レイトレーシングではないけれども,もっと早いレンダラーという位置づけのLumen.さてその実力は…ということで試してみたのがこちら.
岩の崖に囲まれたファンズワース邸という変な環境設定はさておき,このシーンはスカイライトと太陽光(プラス室内のエリアライト)というシンプルなライティングで構成したものです.動画で見ても伝わらないとは思いますが,実際このシーンのまま作業が出来るくらい軽く動作してます.レイトレーシングは重くて作業時はオフ,出力時にオンなどとしないと厳しいところがあったのですが,その心配は全くなくサクサク作業できますので,かなりストレスフリーでした.
とはいえ,粗がない訳でもなく,やはりリアルタイムならではの問題もいくつか見つかっています.加えてフォリッジやNaniteジオメトリには上手く機能しないなどもこの時点ではありました.
とはいえ...
Lumen恐るべし...