Redsfhitを使っていてカラーをオブジェクト事に少し変えたり,UVをずらすのはどうやったらいいの?
表現力を高めたい時にこういったことをやりたくなると思います.この記事ではとても簡単な解説となりますが,このアプローチについてざっくりと表記しておきます.詳細はいずれC4D High!!の方で書くことになると思います.
まずはドキュメント精査
Redsfhitは普段から使っているので,MoGraphによるカラーシフトやUVランダマイズは仕事でも使うことがあったのですが,改めてドキュメント見ながら復習しました.というのも,なんとなくこうでしょ?的なノリでノードを組んでいたので,実際人に教える際に本当にその方法で合っているのか少し不安なところもあって.
結果的に間違いではなかったので良かったのですが,数値をランダムにするといった専用のノードが用意されているわけではないので,少し分かりにくいのかなとは思います.
MoGraphカラーを取り出したりするのは良いとして,インスタンスやポリゴンごとにカラーを変えたりする方法も基本的には同じアプローチでできます.
まずは「Color User Data」ノードを覚えるとよい
基本的には「Color User Data」を使ってノードで乱数にしつつその値をカラーやUVに使うようなイメージです.例えば,クローナーで複製した場合は「Color User Data」から「Object ID」を取り出して,その値に何か値を乗算するなどとすれば良いでしょう.もちろん乗算ノード以外を使う方法も考えられます.
その値をカラーシフトであれば「Ramp」の「Alt Input」を通せばよいですし,UVの倍はテクスチャノードのUVオフセット,スケール,回転に接続すれば良いでしょう.
MoGraphカラーは下の例では使っていませんが,フィールドでクローンに対してカラーを付けた場合も「Color User Data」を使い,「MoGraph Color」を呼び出せばよいです.

User DataはColor以外に,Integer,Scalar,String,Vectorとあるので,用途に応じて使い分けることになります.

上記のノードセットをベースとして色々なところに応用できそうです.

カラーシフトやUVランダマイズはどのジャンルの仕事で使用頻度が高く重宝します.
簡単な紹介ではありましたが,もしRedsfhitでこういったことがしたい方の役に立てばなによりです.