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INSYDIUM Fusedについて

Insydium とは?

イギリスに拠点を置くInsydium.ltdという会社で,Cinema 4Dのパーティクル系プラグインとしておそらくもっとも有名なX-Particlesをメインに開発しています.X-Particles自体結構昔からあるので,使ってないけど知っているCinema 4Dユーザーも多いのではないでしょうか.パーティクルをベースとして,流体や爆発系エフェクト,クロスシミュレーション,ダイナミクス,ソフトボディダイナミクスといった機能を使用できます.

また,X-Particles以外にもCycles4D(Blenderに搭載されているCyclesと同じコアを持つレンダラ)のインテグレーションも開発・販売しています.


その他にも地形生成用のTerraformFX,メッシュ編集のMeshToolsといったプラグインも追加されています.
これらのツールでどんな表現が出来るかについてはINSYDIUMのYoutubeチャンネルを見るのがてっとり早いです.


Cinema 4Dにも標準パーティクルと高機能版のthinkingParticlesが搭載されていますので,使いこなせば結構色々な表現は可能です.ただ,少々手順が難解だったり,標準機能では流体や気体,爆発といったエフェクトはできないため,リッチな表現をしようと思うと難しいと言わざるとえません.X-Particlesには流体や気体のシミュレーションが可能なため,より複雑なパーティクルの動きを生成できるのが特徴です.

Fusedというライセンスに移行

X-Particles,Cycles4Dの単品販売は廃止となり,Fusedというパッケージに統合されたことでX-ParticleseもCycles4Dも持っていた方にとってはライセンス更新の複雑さは解消されるかと思います.X-Particles,Cycles4Dの単品販売は廃止となった模様です.
私も両方のライセンスを所有していましたが,この度Fusedに移行しまして,以下のツールが使えるようになりました.


・X-Particles
・TerraformFX
・MeshTools
・Cycles4D

さらに加えて以下のサービスにもアクセスできます.

  • Fused プラグインアップデート
  • 3Dリソース メンテナンス
  • 360 Sky HDRI
  • Cycles4D Architecture Pack
  • Redshift Architecture Pack
  • Cycles4D Starter Pack
  • サンプルシーンのダウンロード
  • トレーニングビデオへのアクセス

パッケージが一つになったことでライセンス面もシンプルになり色々使えるようにはなりましたが,逆に不要なツールも付いてくると感じる方もいるかもしれませんね.

ライセンス形態について

Fusedは永続ライセンスかサブスクリプションとなり,毎年のメンテナンス費用を支払えば常に最新版を使用できる仕組みです.私はX-ParticlesライセンスからFused永続ライセンスへ移行したので,メンテナンス期間が終了した場合でも一応その時点までの最新バージョンは使用できます.それ以降のアップデートを使用したい場合はメンテナンスを更新する必要があります.


永続ライセンス以外にサブスクリプションもあるので,一時的に使用したい場合には低コストで利用できます.


詳細はINSYDIUMのサイトで確認ください.

使用感について

X-Particles

X-Particlesは先のYoutubeを見えれば非常に美しい表現が可能なことはよく分かります.こういった映像または画像作成を主に扱う仕事の場合はかなり有効活用できるのではと思いますが,実のところ案件で活用したのは数える程度しかなく,そう頻繁に出番はないのが現状です.個人的に楽しいから自主制作で使っているという感じですね.

設定項目が多いのでインターフェイスに慣れるのが大変です.個人的にはthinkingParticlesやHoudiniのようなノードベースの方がパーティクルの全体像を把握しやすいので好みですが,X-Particlesはそうではないため,複雑な動きになればなるほどパーティクルグループの関係性やモディファイヤの効果がどのエミッタ,どのグループにかかっているのかが把握しにくくなるような印象があります.

Cycles4D

こちらはBlenderのレンダラーと基本的には同じですが,異なる点もいくつかあります.特にX-Particlesのレンダリング機能が強化されているのが特徴です.Cycles4Dはスピード面でRedshift(メインで使用中)より劣るので使いどころは検討する必要があります.よくCycles4Dはレンダリングスピードは早いの?と聞かれますが,OctaneやRedshiftと比較すると遅いなというのが正直なところでしょうか.それでもX-ParticlesやTerraformFX,MeshToolsとの親和性が高いので使用するメリットもあります.

TerraformFX

地形生成用のツールですが,Cinema 4Dでおなじみのフィールドと組み合わせることができるのでモーショングラフィックス的に使うことも容易な仕組みになっています.プロシージャラルなので形状の変更などは簡単にできますが,あまりディテールを付けすぎるとさすがに動作が重い印象でした.ハイトマップも生成したり書き出しできるので別のレンダラーで使用することもできます.

MeshTools

こちらはまだそれほど触ってはいませんが,こちらもフィールドと組み合わせて使用できますのでやはりモーショングラフィックス的な表現に強い機能が見受けられます.こちらもプロシージャラルですので,いわゆるポリゴンモデリングのようなツールではないです.

このように,全体的にモーショングラフィックス色がかなり強いプラグインとなっているので,そのような作品を作りたい方には面白いプラグインです.

TerraformFXで地形生成,xpScatterで樹木配置,Cycles4Dでレンダリング

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