Advanced Render と Arnold Renderer

.建築向けウェビナーの素材を作成している中で,Cinema 4D標準のAdvanced Render(以下AR)とArnold Renderによる比較を行いました.

ARはイラディアンスキャッシュのフリッカーを分かりやすくするのが目的なので精度はそこまで高くしていませんが,仮に高くしたとしても,このようなシーンではアーティファクトが分からないレベルにするのは難しいかと思います.

Arnoldは1パスのパストレーサーなので,分散ノイズは出ますがフリッカーは出ません.従ってデノイザーを使ってある程度のノイズは除去できます.ARでもQMCモードを使用すればこのような結果を得ることはできますが,レンダリング速度はArnoldの方が速いです.ARのイラディアンスキャッシュも静止画では綺麗ですが,動画を作るとなるとフリッカー対策がネックになります.精度をあげるほどレンダリング時間も長くなるし,難しいフレームではやはりフリッカーがでることが多く,その対応に多くの時間を奪われる可能性があります.アーティファクトもデノイザーである程度綺麗にすることはできますが,あまり当てにはできません.

アニメーションをレンダリングする場合,サードパーティレンダラを使うという選択肢を一つは持っていた方がいいかもしれません.

サードパーティレンダラに関してはCinema 4Dは豊富にそろっています.代表的な物を挙げてみますと,

V-Ray
Arnold
Octane
Redshift

あたりはそれぞれアルゴリズムやCPUかGPUかが異なるものの,スピードと品質やマルチパスなどの付加機能のバランスが優れていると思います.