Cinema 4Dの今後のバージョンで搭載される可能性のある機能の公開テストを実施しており、現在4つの機能をダウンロードすることができます。いずれもテストバージョンなので、ユーザーからのフィードバックによっては今後機能が拡張されるかもしれません。
Coons Mesh
4つのスプラインを使ってメッシュを構成します。自動車のボディ形状などをポリゴン化することなく、なめらかな状態で作成することができる機能。
Team Render HTTPS
Team Render ServerのWebインターフェイスをhttps接続することで接続を保護することができる機能
Team Render Notifier
Team Renderの開始、完了などをメールやSNSを通じて通知してくれる機能
Extrudifier
Pyhtonスクリプトで、ポリゴンをランダムに押し出しする機能
Coon MeshとExtrudifierはテストしてみました。
Coon Meshは4つのスプラインを使ってメッシュを貼り込んでいく機能で、Coons Meshオブジェクトにスプラインをリンクさせるか、子オブジェクトにしてメッシュを作成します。スプラインの順番が重要です。シェル状のモデリングや自動車のボディ形状などのモデリングに適しており、メッシュの増減もCoons Meshオブジェクトで調整することができます。
スプラインパッチというプラグインがあり、基本的には似ている機能ですが、現状ではスプラインパッチの方がまだ扱いやすいかな、という感じです。
しかしながら、まだテストバージョンですし、近い将来、より高機能になり標準機能として搭載されれば有難い機能のひとつです。
なめらかなシェル状のモデリングに。
Extrudifierはメッシュをランダムに押し出しするPythonスクリプトです。サンプルシーンにPyhtonオブジェクトがあるので、それをコピーしてきます。コンテンツブラウザに登録しておくと便利です。
押し出ししたいオブジェクトをExtrudifierの子オブジェクトにしてForce Updateを押すと押し出しされます。パラメータはユーザーデータにあるので、押し出し量や高さ、スペースを変えることができます。プリミティブオブジェクトでも押し出しできます。
面の裏側も押し出しされてます。